ordnry42’s blog

7ヶ月間のアジア滞在中,スタバに居座る理由が欲しくて(?)ブログを書いてみたくなった21歳の理工系学生。シンガポールとベトナムでインターンをさせてもらっている。いわゆる人生の曲がり角だと思っている。口下手だから書きたいタイプ。

TOEIC750点の英語力はシンガポールでどれだけ通用するか

シンガポールのとある機関でシンガポール人に混じってインターンをして気づいた,自分の危うい英語力について。

 

自分の英語力とTOEICスコア

最後のTOEICのスコアは750点(R400・L350)だった。理工系学部生の年としては良い方だと思う。一ヶ月以上の海外滞在は過去に経験しておらず,TOEICのためのテクニックもそこそこ身につけた結果の数字。外語系の大学に通う学生からするとしょぼい数字になるんだろうし,ましてや海外では自慢じゃなく自虐の数字になるはず。

 

一方で大学生の平均スコアを調べてみると,445点(http://uguisu.skr.jp/toeic/school_score.html)だそう。周囲(工学)の人を見てみても妥当な数字だと思う。TOEICスコアが低くてもやたらと喋れる人もいるけれど500点以下だとコミュニケーションにかなり壁があると思う。

 

ただ実際に海外で会う日本人大学生は極めて優秀な人だらけで,TOEICで700点を超えた,で満足なんてできないんだなと痛感する。国内を基準にすべきではなく,結局は外で使えているかどうかということだと。海外で勉強中の日本人大学生の平均スコアなんてものはないのかな。

 

通用する英語力

ではTOEIC750点の英語力はシンガポールでどれだけ通用するか。 自分の場合,相手のイントネーションにかなり影響される。リスニングが得意でもなく余裕のない自分にSinglish訛りはかなり厳しい。たまに自分の英語力では2割も理解できない英語(訛り×超早口)を喋ってくるシンガポール人もいる。

 

3ヶ月経ち少しは慣れてきた結果,一対一の普通の会話ならなんとか理解できるし流暢とは程遠いが自分の考えも伝えられる。多人数になると途端に難易度は上がり,発言は諦めて必死になって何の話をしているか概要を理解できる程度だ。英語に関してブログの記事を書くような人はネイティブレベルが多そうで恐縮だけれど自分は必死です。

 

幼稚×スローモーション英語

つくづく思うことは,自分の英語が「幼稚」ということ。自分で喋りながら子供の言葉を喋っているのがわかるとどうしても落ち込む。しっかりした英語力のある人が羨ましくなってしまう。よくTOEICスコアがネイティブの何歳児相当だとか言われるが本当そっくりそのままだった。

 

もう一つの問題はスピード。自分は必死に喋っていても相手からするとスローモーションである。「待たせてごめんなさい。でももうちょっと待って。」と思いながら喋っている。

 

結論

「通用」の定義・程度は求めるレベルに応じて変わるだろうが,結論としては「シンガポール人に混じって社会的活動をする」には完全に不十分だと思う。日本で10歳時相当の日本語しか喋れない人間と仕事をしたいとは誰も思わないだろう。実際に通用しているとは思えない。

TOEIC750点程度の英語力では,学生という立場・相手の優しさに依存して何とかなっている,という情けない状況になってしまっている.

 

一方,「本来英語を喋れないはずの日本人が,お客さんとしてシンガポールにやってきた」程度であれば案外いけるんじゃないか?とも思う,があくまでそういう場合に限った話。

 

ちなみに,Singlishの感染力は極めて強く,流暢に英語喋れないくせに少しずつそれっぽいイントネーションで喋る変なヤツになってしまっている。

シンガポール人の英語力と、シンガポールに住む日本人の英語力

海外滞在では切っても離せない英語について(1)

(まだ3ヶ月だけど)シンガポールに住んでシンガポール人と日本人の英語力について思ったことを少し。

 

 

シンガポール人の英語力

人口500万人超のうち国民の七割を占める中国系を中心にマレー系・インド系で主に構成される都市国家シンガポール。

 

たまに知らない人が驚くけど,この国の公用語は英語と定められている。実際にシンガポール人は普通に英語を喋る。平均的な英語力というのは日本人のそれとは比べ物にならない。

 

ただイギリスやアメリカなどの”純”英語圏と比べるといくつか特徴がある。

 

かの有名なSinglish

世界中にはBritain English,American English,Australian English等々地域に根付いた英語があるけれど,個人的にはSinglish(Singapore+English)の異質感は圧倒的。

 

有名なものには語尾に"lah"をつけるとか,"can?"と聞いてきたら"can"と答えればOKとか面白い癖がたくさん。といっても外国人が苦労するのはおそらくSinglishのイントネーション・訛りだと思う。語尾にアクセントがついたり色々あるが簡単に言えば「中国語」に聞こえる。アメリカで育った知人でさえ聞き取れないことがよくあるらしい。

 
世代や職種によって異なる英語力
英語が公用語になったのはあくまで1987年だったこともあり,世代ごとに英語力の差がある。基本的に学生や若い世代はネイティブだが,50歳以上(まれに30代も)になると英語は喋るが上手ではない人や全く喋れない人もたくさんいる。通常彼らは英語の代わりに中国語のみで生活する。
 
英語の必要性
なぜ英語を喋れない人もいるかというと彼らにとっては必要性が低いから。シンガポールでは英語が公用語ではあるが多民族・多言語国家であり,特に中国語は至る所で耳にする。学校でも,授業は英語だが普段の会話は中国語でされているとも聞いた。
 
英語の必要性は職種に大きく影響を受けているように思う。付加価値の高い仕事,例えば研究機関で英語の喋れない人を見たことがないが,ホーカーセンター(ローカルなフードコート)などでは英語が通じないこともよくある。
 
同時に英語・中国語・マレー語を喋るトリリンガルも結構多い。4ヶ国語喋るマルチリンガルの人にも会ったが多すぎて4つ目を忘れてしまった。日本人が必死(?)に英語を勉強している今のグローバル化社会のなか,シンガポール人は自動的に英語と中国のバイリンガル,しかも両方ネイティブというのは卑怯とさえ思いたくなる。

 

 

 

 

シンガポールに住んでいる日本人の英語力

一概には言えないことが前提だけれど,自分の周囲の方達の英語力に関して言えば「かなり高い」と思う。というのも,日本人の英語力云々以前に,そもそも英語圏で英語が堪能でない人間というのは論外ということを痛感する。(当たり前か)

 

TOEICはいかに英語が出来ないかを知るテストだと何かで見たがその通りで,800点にも届かないTOEICの点数で一喜一憂している自分のような学生は全然だめだと。

 

おじさん世代の日本人の英語力

40歳前後の研究職の方と関わる機会が多いなか,自分のように英語力に不足を感じていそうな人は一人も会わなかった。

 

あくまで主観だけれど,海外で働くおじさん世代の日本人の発音は典型的なJapanese Englishで。めちゃくちゃ英語できるようには見えなくても(失礼),リスニングやリーディング,ボキャブラリーに関して異常に能力高い人がやけに多い気がする。

 

勉強熱心且つ経験豊富な昭和の日本人っていうイメージを勝手に持っている。

 

若い世代の方が流暢?

では若い世代の日本人の英語力が低いかというと,全くそんなことはなかった。大学生にしろ社会人にしろ20代でここに来て生活している日本人はやっぱりスペックが高い。特に発音は若い世代になるほど流暢になる傾向があると感じる。英語力が全てとは思わないけれど自分が自動的に落ちこぼれになった気がしてしまう。

 

別の国の話だが「お前みたいにJapaneseでもnew generationは英語ができるよな」と言われたことがあって嬉しかった記憶があるけれど,一般的に若い世代の方が英語ができると思われていると感じることは多い。東京なら若いスーツの男に話しかけりゃ大丈夫だろみたいな話も何度も聞いた。

 

普通の日本人

もちろん日本人は平均的に英語が苦手のはずで,流暢に喋れない人の数のほうが圧倒的に多いはず。ここまで話してきたのは現地で根を張って暮らしている日本人に限定した場合であって,例えば日本から出張等で来ている日本人社員の方の多くは英語堪能ではないと思った。(逆に英語に弱いはずの日本人が海外でこれだけのプレゼンスを持っていることがすごい)

 

 

 

(偉そうに)シンガポールでの英語事情について書いてきたので次はシンガポールでの自分の英語について述べてみる。

12月1日

  • Self Introduction

7ヶ月間のアジア滞在中,スタバに居座る理由が欲しくて(?)ブログを書いてみたくなった21歳。大学生を対象に奨学金を給付するプログラムを頼りにシンガポールとベトナムでインターンをさせてもらっている。いわゆる人生の曲がり角だと思っている。口下手だから書きたいタイプ。

 

  • 書くこと

真面目な話(将来や社会や英語,自分について)

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